アフィリエイトの初報酬。
3か月~6か月間、来る日も来る日も記事を更新し続けて、やっと手にした栄光ですよね。金額は扱っている商材によって違うでしょうが、この「○○円」が一番うれしかったこととして忘れられない、というアフィリエイターも多いかと思います。
しかし、この初報酬。広告主によって成果否認されてしまい、いわゆる「成果キャンセル」になってしまうことも少なくありません。
少なくありませんというか、少なくとも私自身の場合には、「そのブログ(もしくはサイト)で初めて出た報酬」は8割くらいがキャンセルされる印象です。
私だけなのかと思い検索してみると、同じような想いをしているアフィリエイターも多いようです。特別に成果承認率が低い商材を選んでいるわけではなく、なんなら「承認率80%」以上ある商材でもそうなってしまうので、さすがに不思議ですよね。
というわけで今回、アフィリエイト初報酬が成果否認(キャンセル)されやすい理由を少し考えてみましたので、シェアします。
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結論:流動客(偶然客)からの発生報酬だから
引っ張ってもしょうがないので、私なりの結論を最初に述べます。あるブログ・サイトからの初報酬が「成果否認」されやすい理由は、その初報酬が「流動客(偶然客)」から出た売上だからです。
流動客(偶然客)とは、たまたまその店に来た人のことです。アフィリエイターの例で言えば、たまたまあなたのサイトに来ただけであって、目的があってきたわけではない客のことです。さらに具体的に言うならば、「仮想通貨 取引所 おすすめ」のようなあなたが狙ったキーワードで検索して訪れた人ではなく、(ブログ村等の)ブログランキング経由でちょっと見に来ただけの人、というイメージです。
そういうお客さんは、運よく商品をクリックしてくれても、実際には入金をためらったり、登録のための詳細な情報入力をしなかったり、一定以上の利用をしなかったりと、とにかく広告主の成果承認条件を満たすような行動をしにくいのが特徴です。
それもそのはずで、そもそも目的意識が薄いのですから、広告主に売り上げをもたらすような具体的かつハードルが高い行動(=成果承認条件)をしにくいのは明らかです。なんとなくやってみた程度のことで、(お金を払う等の)具体的なアクションをとる人は少ないんですよね。
アフィリエイトで1か月に2件発生したら、目的客のご来訪かも。
この流動客(偶然客)の逆の言葉が、目的客です。
目的客とは、あなたのサイトに関連する目的をもって訪れた人のことです。必ずしも「強い」目的とは限りませんが、先ほどの仮想通貨の例で言えば、「仮想通貨のお勧め取引所を知りたい」という目的をもって、あなたの仮想通貨サイトを訪れてくれた人のことです。
こういった客は、そもそもコンバージョン(成約)する可能性が高いので、少ない数で発生報酬をもたらしてくれます。しかも、そのジャンルに確固たる興味を持っている人たちなので、実際のアクション(入金、登録、一定期間の利用、一定額の利用)をしてくれやすいのです。
実際のアクションこそが「広告主の成果承認条件」になっているのですから、こういった目的客が来てくれれば、それだけ確定報酬につながりやすいといえます。
これは私の感覚に過ぎませんが、初報酬が、1か月に1件レベルでの発生であれば、それは流動客の可能性が高いと言えます。しかしながら、1か月に2件以上の発生報酬があるのであれば、それは流動客が気まぐれに発生させたというよりは、すでにサイトが検索エンジンに評価されて「目的客」が来訪し始めたと言えると思います。そうなると、その発生報酬が確定報酬となる確率も高いものと考えます。
アフィリエイト初報酬が成果否認(キャンセル)されやすい理由まとめ
アフィリエイト初報酬が成果否認(キャンセル)されやすいのは、それが流動客(偶然客)だからです。ですから、嬉しいのを抑え、それは偶然であると肝に銘じましょう。(それがキャンセルされても、あまりがっくりし過ぎないようにしたいものです)
しかしながら、1か月で2件以上の成果が発生しているのであれば、検索エンジンから「目的客」を引っ張れている可能性が高いです。その場合には成果が確定報酬となる可能性も高くなります。
逆に、何件も発生しているのに成果否認ばかりであれば、「自サイトで問題となるような(禁止された)施策をやっていないか確認」したうえで、問題がないようであれば「承認率が悪い広告主なのでリストラする」のが良いと思います。
目的客による確定報酬の嵐が吹き荒れるまで継続的に記事やサイトを作り続けるのがアフィリエイトのコツであり、難関ですね。